このプロトコームは
SUGOI-ne1号単用播種鉢から発見
09年05月09日 土曜日 15:49:38
ウズラバハクサンチドリのプロトコーム 発見 世界初の写真
2006年播種の鉢から発見した。
5月9日で全然発芽を見ない鉢を、ガーゼでSUGOI-neを
洗い流したら2個みっかった。
播種しから900日経過して、このプロトコームまで発育した。
よくぞ生き続けて来た!!
こういうことだから、ランの自生地に行っても、
これまでプロトコームを発見出来なかった。
だから枯れ落ち葉の炭素循環栽培法を構築できなかった。
自生地でプロトコームを見つけることは、
砂浜で真珠を見つけるより困難かもしれない。
同じ鉢のSUGOI-neでイワチドリとウズラバハクサンチドリが同時に発芽した。
ウズラバハクサンチドリは日本では唯一の高山植物と認定されているランである。
北方寒冷地、ヒマラヤの高山地帯に自生するハクサンチドリ。
これが、SUGOI-neのラン菌で発芽した。
イワチドリも発芽した。
更にヒマラヤのCymbidiumも発芽した。
ニオイエビネも発芽した。
これは何を意味するのか。
植物分類学上のラン科植物は26000種に分類されているが、
ラン菌が26000種あるのではないということ。
カトレアにはカトレア菌といわれるラン菌。
Cymbidiumにはシンビジューム菌といわれるラン菌・・・ということではないということを示している。
このことは、鈴木吉五郎先生が、日本シュンラン鉢に、ウチョウランの種子を蒔いて発芽することを開発した。
しかし、今回のウズラバハクサンチドリの発芽成功は、2000mの高山に自生するランである。
この高山に堆積する枯れ落ち葉に生息する材木腐朽菌と、
黒潮の中に浮かぶ御蔵島のニオイエビネが、同じラン菌で発芽したことになる。
このことは、熱帯の高山でも氷河がある山があり、そこでも、山形県の月山に生息するラン菌と
共通する菌が生息しているということも考えられる。
山形県の里山にツレサギソウが自生するが、この近似種がペルーの山にも自生する。
宇井清太新発見のラン菌(材木腐朽菌)が生息するSUGOI-ne栽培で、
枯れ落ち葉の炭素循環の中に自生するほとんどの植物、ランが、
素晴らしい生育を見せるのは、世界中の枯れ落ち葉に、普遍的に同じ菌、
又は変異菌、近似種の菌が生息していると考えることが出来る。
こういう菌であれば、ラン科植物は抵抗なく共生するのかもしれない。
多くのラン科植物に共通してラン菌となりうる材木腐朽菌の発見は、
絶滅危惧種の保存繁殖、自生地再現への道を開くものである。
バルブを形成するものであれば、容易に自生地再生可能である。
SUGOI-neの開発で、個々のランの根から、個々のラン菌を分離して、
純粋培養して共生させるということが無用になる。
今回の発芽成功で、SUGOI-neがラン科植物のほとんどが素晴らしい生育をする謎が解けた。
約3年にわたり、SUGOI-neのラン菌がSUGOI-neを分解し、その養分、糖を
SUGOI-neの暗黒の中のプロトコームに供給し続けたことになる。
当然、このプロトコームは暗黒の中で生長したから、フラスコ培養のように葉緑素を持たない。
それでも生き続けれれたのは、光合成で得られる糖と代替できる糖を、
SUGOI-neを分解して得ることが出来たという実証である。
つまり、二つのランは、この3年間は葉の持たない腐生ランと同じような生活を行っていたことになる。
このようなことから、葉を持つランが、葉があるから独立自養植物というのは・・・・
違うのではないかという疑念が出てくる。
ラン菌による炭素循環ラン栽培法は、この疑問から導かれたものであるが、
この実験で実証した。
2009年5月発芽のイワチドリ、ウズラバハクサンチドリ 合計11本
2008年5月発芽のウズラバハクサンチドリ
2008年5月発芽のイワチドリ
世界初
SUGOI-ne1号直播
ウズラバ ハクサンチドリ、 イワチドリ 発芽成功
播種床
無菌処理十和田石30%
SUGOI-ne1号70%
播種 2006年 10月
2008年5月 発芽
2009年5月 発芽
2008年に一斉に発芽すると予想していたが、この予想は裏切られた。
そのまま管理を継続して2009年5月、2008年の場所と違う場所から11本発芽を確認。
この発芽はSUGOI-ne中で2年間プロトコーム状態で生き続けたことになる。
2006年から2009年の期間、置肥料、液肥など全然与えていない。
湿度は「オシボリ」の湿度維持継続。
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